英語の受動態と間接話法

受動態(パッシブボイス)とは?

英語の受動態(Passive Voice)は、行動の対象または行動自体に焦点を当てたいときに使われます。 つまり、「誰がするか」よりも「何がされるか」が重要なときに使います。

受動態の基本的な構成は以下の通りです:

構造:
主語 + be動詞(時制に応じて)+ 過去分詞 +(by + 動作主)

この構文では、能動態の目的語受動態の主語になり、 元の主語は通常 by + 名詞で表されます。

例文:
能動態: My father builds a wall.
私の父は壁を建てる。
受動態: A wall is built by my father.
壁が私の父によって建てられる。

💡 ポイント:

✅ 現在形の受動態(Present Simple Passive)

現在形の受動態を作るには、次の形を使います:
am / is / are + 過去分詞

構文:
主語 + am / is / are + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態に書き換えましょう:

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✅ 現在進行形の受動態(Present Continuous Passive)

現在進行形の受動態は、今まさに行われている動作が「されている」ことを表します。 構成は以下の通りです:

am / is / are + being + 過去分詞

構文:
主語 + am/is/are + being + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態に変えましょう:

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✅ 過去形の受動態(Past Simple Passive)

過去形の受動態は、過去に行われた動作が「された」ことを表します。 構成は以下の通りです:

was / were + 過去分詞

構文:
主語 + was/were + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態に書き換えましょう:

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✅ 未来形の受動態(Future Simple Passive)

未来形の受動態は、これから行われる動作が「される」ことを表します。 構成はとてもシンプルです:

will be + 過去分詞

構文:
主語 + will be + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態に書き換えましょう:

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✅ 近い未来の受動態(Be going to Passive)

be going to を使った受動態は、予定されている動作が「される」ことを表します。 近い未来や意図された出来事に使われます。

be going to be + 過去分詞

構文:
主語 + am/is/are + going to be + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態にしましょう:

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✅ 現在完了形の受動態(Present Perfect Passive)

現在完了形の受動態は、これまでに完了した動作が「された」ことを表します。 「〜されたことがある」「〜されてきた」などの意味になります。

have / has been + 過去分詞

構文:
主語 + have/has been + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態にしましょう:

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✅ 過去完了形の受動態(Past Perfect Passive)

過去完了形の受動態は、過去のある時点よりも前に「されていた」動作を表します。 「〜されていた」「〜されたことがあった」という意味になります。

had been + 過去分詞

構文:
主語 + had been + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態に書き換えましょう:

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✅ 未来完了形の受動態(Future Perfect Passive)

未来完了形の受動態は、未来のある時点までに何かが「されている」状態を表します。 「〜までに〜されているだろう」というニュアンスです。

will have been + 過去分詞

構文:
主語 + will have been + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態にしましょう:

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✅ 現在完了進行形の受動態(Present Perfect Continuous Passive)

英語では、現在完了進行形の受動態は非常にまれですが、形式上は次のように表現されます:

have / has been being + 過去分詞
✅ ただし、通常はより自然な言い換え(現在完了や進行形のいずれか)を使います。

構文:
主語 + have/has been being + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を形式的に受動態にしましょう:

解答を見る(文法的には正しいが非日常的)
💡 注意:
ネイティブスピーカーはこの形式を避け、現在完了形の受動態などのシンプルな形に言い換えることが多いです。

✅ 過去完了進行形の受動態(Past Perfect Continuous Passive)

過去完了進行形の受動態は文法的には可能ですが、非常にまれで不自然に聞こえる場合が多いです。 通常は他の構造(過去完了受動態など)を使って言い換えます。

had been being + 過去分詞

構文:
主語 + had been being + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を形式的に受動態にしましょう:

解答を見る(文法的には正しいが非日常的)
💡 ヒント:
この構文は長く不自然に感じるため、過去完了の受動態などを代用することが多いです。

✅ 仮定法現在の受動態(Present Conditional Passive)

仮定法現在(現在の条件法)の受動態は、「〜されるだろう」「〜されるはずだ」など、 推量・仮定・願望を含む文に使われます。

would be + 過去分詞

構文:
主語 + would be + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態に書き換えましょう:

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✅ 仮定法過去の受動態(Past Conditional Passive)

仮定法過去の受動態は、「もし〜だったら、〜されたはずだった」というような 過去の事実に反する仮定を表します。

would have been + 過去分詞

構文:
主語 + would have been + 過去分詞 + (by + 行為者)
例文:

📝 練習問題 – 次の文を受動態にしましょう:

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📘 受動態の総復習と総合練習問題

🔁 受動態は、「〜される」「〜された」「〜されている」など、 行動の受け手を主語にしたいときに使います。

🧠 覚えておくべき構文:

時制 構文(受動態) 例文
現在形am / is / are + 過去分詞The book is read.
過去形was / were + 過去分詞The book was read.
未来形will be + 過去分詞The book will be read.
現在完了have / has been + 過去分詞The book has been read.
過去完了had been + 過去分詞The book had been read.
未来完了will have been + 過去分詞The book will have been read.
条件法would be / would have been + 過去分詞The book would have been read.

📝 総合練習問題:次の文を受動態に変えましょう。

  1. 1. He cleans the window every day.彼は毎日窓を掃除する。
  2. 2. They built a new school.彼らは新しい学校を建てた。
  3. 3. She will send the documents.彼女は書類を送る予定だ。
  4. 4. We have written a report.私たちは報告書を書いた。
  5. 5. I would invite him to the meeting.私は彼を会議に招待するだろう。
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  1. The window is cleaned by him every day.窓は彼によって毎日掃除される。
  2. A new school was built by them.新しい学校は彼らによって建てられた。
  3. The documents will be sent by her.書類は彼女によって送られる予定だ。
  4. A report has been written by us.報告書は私たちによって書かれた。
  5. He would be invited to the meeting by me.彼は私によって会議に招待されるだろう。

英語の間接話法(Reported Speech)

間接話法とは?

間接話法(Reported Speech)とは、誰かが言ったことを自分の言葉で要約して伝える方法です。 「直接引用」ではなく、「意図や内容」を伝えます。

例:
直接話法: He said, "I am tired."
彼は「疲れている」と言った。
間接話法: He said (that) he was tired.
彼は疲れていると言った。

📌 特徴:

基本構文:
主語 + said / told + (that)+ 主語 + 動詞(時制変化)

間接話法は 疑問文・命令文・依頼 にも応用されます。 それぞれのパターンを学んでいきましょう。

✅ 時制の一致(Tense Shifts in Reported Speech)

間接話法では、発言時の動詞が過去形の場合、文中の動詞の時制も通常は「一段階過去」に変化します。 これを 時制の一致(tense shift / backshift)と呼びます。

🧠 時制変化のルール一覧:

直接話法(元の時制) 間接話法(変化後) 日本語訳
Present Simple
"I work."
Past Simple
He said he worked.
彼は働いていると言った。
Present Continuous
"I am working."
Past Continuous
He said he was working.
彼は働いているところだと言った。
Present Perfect
"I have eaten."
Past Perfect
He said he had eaten.
彼は食べたと言った。
Past Simple
"I saw her."
Past Perfect
He said he had seen her.
彼は彼女に会ったと言った。
Past Continuous
"I was driving."
Past Perfect Continuous
He said he had been driving.
彼は運転していたと言った。
Future (will)
"I will go."
would
He said he would go.
彼は行くだろうと言った。
Future (going to)
"I’m going to leave."
was going to
He said he was going to leave.
彼は出発するつもりだったと言った。
💡 注意: ・報告動詞が現在形の場合(He says...)は、時制の一致は不要です。 ・普遍的な真理・事実は時制を変えないこともあります。
例:"The sun rises in the east." → He said the sun rises in the east.

✅ 代名詞・時間・場所の変化(Pronouns, Time & Place changes)

間接話法では、主語や視点が変化するため、代名詞や時間・場所の表現

📌 代名詞の変化(主語・目的語):

直接話法 間接話法 訳例
Ihe / she私は → 彼 / 彼女
youI / we / he / she / theyあなた → 文脈により変化
wethey私たち → 彼ら
myhis / her私の → 彼の / 彼女の
ourtheir私たちの → 彼らの

⏰ 時間の表現の変化:

直接話法 間接話法 訳例
todaythat day今日 → その日
yesterdaythe day before昨日 → 前日
tomorrowthe next day明日 → 翌日
nowthen今 → そのとき
agobefore〜前 → 以前
this weekthat week今週 → その週
last yearthe year before去年 → 前年

📍 場所の表現の変化:

直接話法 間接話法 訳例
herethereここ → そこ
thisthatこれ → それ / あれ
thesethoseこれら → それら
💡 ヒント:
代名詞・時間・場所は 誰が誰に対して話しているか によって変化するため、文脈に注意しましょう。

✅ 導入動詞:say / tell / 他の表現

間接話法では、「誰が言ったか」を示すために 導入動詞(reporting verbs) を使います。 もっとも一般的なのは saytell です。

🟦 saytell の違い:

動詞 使い方 例文
say 目的語は不要(または to + 人) He said (that) he was tired. 彼は疲れていると言った。
tell 必ず人(目的語)を取る He told me (that) he was tired. 彼は私に疲れていると言った。

🔹 よく使われる他の導入動詞:

💡 ヒント:
tell は必ず「誰に」言ったかが必要:
✅ 正:He told me the truth.
❌ 誤:He told the truth.(say を使うべき)

✅ 間接話法のタイプ:肯定文・疑問文・命令文

間接話法には、3つの主要なタイプがあります:


1️⃣ 肯定文の間接話法(Reported Statements)

構文:主語 + said / told + that + 主語 + 動詞(時制変化)

直接話法: "I like sushi."
「私は寿司が好きです」と彼は言った。
間接話法: He said that he liked sushi.
彼は寿司が好きだと言った。

2️⃣ 疑問文の間接話法(Reported Questions)

❗ 疑問文では、語順を肯定文の形に戻すのがポイントです。 また、do/does/didは不要になります。

● Yes / No 疑問文:

構文:主語 + asked + if / whether + 主語 + 動詞

"Do you like coffee?"
She asked if I liked coffee.
彼女は私がコーヒーが好きかどうか尋ねた。

● Wh- 疑問文:

構文:主語 + asked + 疑問詞 (when, where, what...) + 主語 + 動詞

"Where do you live?"
He asked where I lived.
彼は私がどこに住んでいるか尋ねた。

3️⃣ 命令・依頼の間接話法(Reported Commands / Requests)

構文:主語 + told / asked + 人 + to + 動詞(または not to)

"Close the window."
He told me to close the window.
彼は私に窓を閉めるように言った。
"Don’t be late!"
She told me not to be late.
彼女は私に遅れないように言った。

📘 間接話法の総まとめと練習問題

🧠 ポイントのまとめ:

📝 総合練習問題:次の文を間接話法に書き換えましょう

  1. 1. He said, "I am busy."彼は「忙しい」と言った。
  2. 2. She said, "I saw the movie yesterday."彼女は「昨日映画を見た」と言った。
  3. 3. They said, "We will travel to Japan."彼らは「日本へ行くつもりだ」と言った。
  4. 4. He asked, "Where do you live?"彼は「どこに住んでいますか」と尋ねた。
  5. 5. She said to me, "Don’t be late."彼女は「遅れないで」と私に言った。
解答を見る
  1. He said that he was busy.彼は忙しいと言った。
  2. She said that she had seen the movie the day before.彼女は前日に映画を見たと言った。
  3. They said that they would travel to Japan.彼らは日本に行くつもりだと言った。
  4. He asked where I lived.彼は私がどこに住んでいるか尋ねた。
  5. She told me not to be late.彼女は私に遅れないように言った。
💡 おすすめ: 実際の会話やリスニングでも間接話法は頻繁に登場します。文法だけでなく、実際の英語表現としての使い方も意識しましょう!